お肌の健康を保つためには、pHバランスにも気を配ることが大切です。あなたのお肌のpHバランスは正しい状態にありますか？
(*大好評だった「～pHについて色々～」(2021.7.30-8.6投稿)を再編集したものです)
1. 健康なお肌のpH値は約4.5〜6.0の弱酸性
お肌のpHバランスは、肌表面のpH値（酸性とアルカリ性の程度を表す指数）のことです。 pH（ペーハー）とは、「potential of hydrogen」（水素イオン指数）の略で、0から14までの数値で表され、7が中性で、それより小さいと酸性、大きいとアルカリ性を示します。健康なお肌のpH値は約4.5〜6.0の弱酸性です。
2. お肌のpHバランスが崩れる（＝アルカリ性に傾く）と肌荒れしやすくなる？
弱酸性のお肌は、皮膚表面に薄くおおっている皮脂膜が天然のクリームとなってお肌を保護しており、自然バリア機能が強化されるため、菌の侵入を防ぎ、外部の刺激から守られます。
一方、お肌のpHバランスがアルカリ性に傾くと、お肌の保湿機能が低下し、乾燥や肌荒れ、ニキビや炎症などのトラブルを引き起こす原因になると言われています。
3. 石鹸等の使用後はお肌がアルカリ性に傾くって本当？
日々使用する市販品の洗顔料やボディソープ、食器洗剤や洗濯洗剤の多くは、弱アルカリ性〜アルカリ性です（アルカリに洗浄力があるため）。そのため、それらを使用すると、一時的にお肌がアルカリ性に傾きます。
しかし、石鹸等で一時的にアルカリ性に傾いた場合でも、皮膚から分泌される皮脂や汗が中和して、皮膚の力（アルカリ中和能）によってお肌は元の弱酸性に戻ります。健康なお肌の場合には、約3時間程度で弱酸性に回復します。ただし、お肌が乾燥したり、アトピー性皮膚炎やニキビ、湿疹などの敏感な状態になっていたりすると、弱酸性に回復するまでに通常の2倍の6時間程度必要だと言われています。
pH値が弱酸性に戻る途中、pH6〜8前後を通過します。このあたりの数値がニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌が繁殖しやすい環境とされており、お肌が過敏になり、細菌による炎症を起こしやすくなります。水仕事が多いと手荒れがひどくなることもありますが、これもお肌がアルカリ性に傾いた状態が続くためです。
4. アルカリ性に傾いたお肌を弱酸性に回復させるには？
石鹸等の使用後は時間をおかずにすぐに保湿ケアを行うことが大切です。その際は酸性度の高い化粧品を使用して、pH6～8前後を素早く通過させ、お肌を弱酸性に戻すことで、細菌の繁殖を防げます。
また、敏感肌の方や水仕事が多い方、お肌が乾燥しやすい環境にある方は、石鹸などを使用した後だけでなく、日常的にお肌がアルカリ性に傾いていることがあるため、雑菌が繁殖しやすい環境になることがあります。そのため、普段からお手入れを念入りに行い、お肌のトラブルを回避することが大切です。
5. お肌のpHバランスを整える100%天然の強酸性水
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