全６回に渡って投稿しております「pHについて色々」シリーズ。第５回の今日のテーマは「アルカリ性に傾いたお肌のお手入方法は？」です。
～前回までのおさらい～
皮膚の表面が石鹸等で一時的にアルカリ性に傾いた場合でも皮膚から分泌される皮脂や汗が中和して正常なpHに戻す皮膚の力（アルカリ中和能）によって皮膚は元の弱酸性に戻ります。
pH値が弱酸性に戻る途中、pH6〜8前後を通過します。このあたりの数値がニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌が繁殖しやすい環境とされており、お肌が過敏になり、細菌による炎症を起こしやすくなります。
アルカリ性に傾いたお肌のお手入方法は？
石鹸の使用後は、時間をおかずにすぐに保湿ケアを行うことが大切です。その際は酸性度の高い化粧品を使用して、pH6～8前後を素早く通過することで、細菌の繁殖を防げます。
特に乾燥肌ではpH値が6前後のため、石鹸の使用後でなくても雑菌が繁殖しやすい環境があります。普段からお手入れを念入りに行い、お肌のトラブルを回避するのが良いという事です！
次回は最終回、「お肌に強酸性水？」です！
「pHについて色々」 全シリーズ 第１回：pHって？ 第２回：お肌が弱酸性なのはなぜ？ 第３回：石鹸の多くがアルカリ性なのはなぜ？ 第４回：石鹸でアルカリ性に傾いたお肌はどうなるの？ 第５回：アルカリ性に傾いたお肌のお手入方法は？ 第６回：お肌に強酸性水？ 出典：『あしたの美肌』https://www.duo.jp/skincare/sengan/1766/
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